花冷えか少し寒い。
今日、最後まで残っていた院生が尋ねてきてくれた。
「修士論文は?」ときくと、これから帰ってプリントするとか・・・、
明日は出発だそうだ。
あいも変わらずゆっくりとしている、寮に卒業生は一人も残っていないらしい。
少しは焦っているようだが・・・でも。
彼は山口の人、四月からは熊本の小学校の先生になるという。
慣れるであろうかと心配をしているので、
「失敗してもいいから、失敗したら痛みや辛い悔しさがわかるから、次は避けるやろ。失敗を恐れたり逃げていたらかわし方もわからず,次に進めないやろ」
ちいちゃんは手が動かないが、彼の背中をちょっこと押してあげる。
彼は墓参りに数回連れて行ってもらった。
いつも暑いさなかの墓参り、皆フウフウといいながら手押し車椅子で連れて行ってもらった。
ありがとう。
最近で私の一番しんどい辛いときに支えてくれていた彼。
あまり遠く過ぎてなかなかあえないかなぁ~。
今年の卒業生の最後。