ちいちゃんの昔話

ムービーで

ちいちゃんは動けない。

ここに引越し来たときから隣の部屋はヘルパーさんの休憩室に準備。

その部屋がどのようになっているのかわかららない。

気になる、気になる・・・・・・・

どうしても確認ををしたいときは、デジカメで写真を撮り見せてもらう。

よいアイデアと思っていた。

気になる・・・・・・・・

二つの事業所、ちいちゃんの荷物が雑然とつみあがる。

23日に友達と片づける約束。

「事前に何をどこに片づけるかかんがえときやぁ」

任しといて・・・・・・・・

デジタルカメラを思い浮かべ・・・・・

ヘルパーさんに「そういえばカメラでムービーとれたよね?」

「撮れるよ」

な~んだ、撮れるのよね。

頭がまわってないなぁ。

便利なものがあるのに使ってないなぁ。

部屋の隅から隅まで、棚の中まで全部ムービーで撮ってもらう。

「あれまぁ~~、やっぱり・・・・・」

でも、まあ、いいとしよう。

ムービーで見えたのだから。

これできれいに片づけよう。

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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