ちいちゃんの昔話

チャンスは今

 
 
 
2002/08
 
 私は重度障害者。以前、元気であった時のように何かをしたい、社会参加を願い、就労に結びつけて、仕事をしたいと耳をダンボにして、目を皿のようにして、長い間もがいていた。
 
その当時、自分がこれであれば、こうすれば、仕事ができると考え、周りにそのことを伝え、行動に移しても、側の人からはできないものと決めつけられように門前払いをされた。
 
その際、親切に注意を促してくださった方は、失敗をさせてはいけないから・・・、無理にそのようは危ないことをしなくても・・・、別に、そんなに無理、無茶をしなくても、元気なものでも大変なのに・・・と言われたこともあった。
 
でも、障害があっても、残されている機能でできることを、何かを見つけてやりたいのです。自分自身の生きがいに、自信につなげていきたい。
障害者自身が就労を願っても、現状は思いのほか厳しく、幾度も挑戦をしては打ちのめされ、あきらめて、投げ出しそうになったこともあった。
 
 今、私たち「障害者の就労を考える○○」では、ITを駆使して仕事に結び付けていく、という環境ができつつあります。
 
“チャンスは今”。私は、この好機を逃がすことなく、がんばっていこうと考えている。
 
 
 
 
あれから病気も進み、できることを探したほうが早い、その中で環境も大きく変わりつつある。
 
 
 
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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