強く、厳しい母。
毎日、母が着物を着始めるその姿、五歳、六歳のころから見続け、
そのときすで着物の片づけとたたみ方もしつけられていた。
そのおかげで着付けを習うことなく和服を着れる。
ちょっと自慢。
ちいちゃんが二十歳になり、母が着物を仕立て、三枚の着物を送ってきた。
大人になったように嬉しくもあり、これを着慣れないとダメだと考え、
仕事をしてない時期、毎日のように着物を着続け、
着物に着慣れていき難なく自分一人できることができていた。
子供のしつけは小さなときに躾。
重要なのであろう。