ちいちゃんの昔話

何も無いからいけたのか

 
20年前 一人になり、1からのスタートをきったような生活。
 
 
頼るものもなく 頼れる人もなし。
途方に暮れるものの、残金一万少し。
 
 
体も不自由。仕事も無く 頼るものは自分のみ。
 
公的な年金すらもカツカツになり、遊びどころか 着る物も始末してその日が過ぎるのを越すがごとく日々を過ごす。
 
 
 
どう思い起こしても ここまで生ききれたことに不思議さを感じる。
 
想像ばかりであったらとても怖くて発狂するであろう。
 
なにも考えずに瞬間瞬間生きたからこそ今があるのであろう。
 
 
 
目の前のことを諦めずに乗り越えることのみ
だから越えられたのであろう。
 
今そのような立場に置かれたら、乗り越える勇気はないように思う。
 
 
それは恐さや辛さを体験したから越えられないであろう。
 
 
無であったから越えた事である。
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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