ちいちゃんのお仕事

三日目

 
曇り。寝るのも疲れたなあ。
 
文句も言えないしなあ。しゃあないなあ。
 
静かにテレビを見る。眠たくなる。こうしてるのも結構しんどいもの。
 
昨日といい今日といい、眠たい瞼を見開いて、録画された番組をいくつか見る。瀬戸内寂聴さん、93歳。少し私生活も映されており。
 
私服のファッションも可愛らしい。瀬戸内さん、小説を書くために得度したと言っておられた。書くことも貪欲さが見える。すごいパワー。
 
 
ぐわぐわとしている一日の中、夕食の前の一時間、職員さんと話し、説明しても分かってない。
 
こっちがカッカしてもそれだけ。もっと勉強し、人との関わりの知恵を身につけなければと思った。
 
まだまだ修行。自分の力を試されているような気がする。
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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