ちいちゃんのお仕事

今日はお出かけ。

最近めっきり朝晩が涼しいよりさぶい。
 
暖かい布団を出し、防備防備。
 
昨夜は気持ちよく、くしゃみもせずに寝れた。
 
 
すっかりお出かけの事を忘れて、職員さんに今日は贈呈式ですが、とさとされた。
 
制服のまま、わお、まあいいか。
 
制服だからいいんだ。
 
言った職員はアート活動のスタッフジャケットを着て行く。
 
以前住んでいた近くの銀行さん。
 
懐かしいから、帰りはその前を走ってねとお願いする。
 
銀行の前に行ったら、ポツリポツリと雨。
 
支店長始め、四人ほどの行員さんがお迎え。
 
そこに新聞社の記者さん一名。
 
銀行の玄関は車イスでは入れない状況だったらしく、裏の勝手口から通される。
 
やはり、ユニバーサルに考えて作られていないから、いざ出向くと、こうなるのだと
 
思った。
 
お部屋は商談をする部屋であろう、ちょっとせまいお部屋。
 
そこに、車イスの私と、職員二人。
 
銀行関係者数名入ると狭い。
 
やっとのことで入れて頂き、贈呈式目録をいただく。
 
少しばかしの活動の説明をさせて頂くと、満場一致の意見で、助成金は合格したよ
 
う。
 
その事を聞かせてもらい、すこし、責任を思い、良い事業にしていきたいと考えた。
 
支店長一言、ポスターやチラシ、隅で結構ですので、小さく私どもの名前を入れて
 
やってくださいと、指示を受ける。
 
すかさず、はい、十分に分かっております、しっかりと広報に務めさせていただきま
 
す。とお返事。
 
三、四十分のやり取りを終え、写真を撮り、銀行を出るとかなりの大粒の雨、皆さん
 
の見送りを頂き、事務所に帰る。
 
この度のお出かけで、また出る必要を痛感する。
 
それは、障害者、乳母車やお年寄りが気楽に安心して、足をかけれる銀行にしてい
 
ただく一歩に繋がったことであろう。
 
小さな支店は、なかなかバリアフリーと言う訳になってないらしい。
 
どんどん出て行って、皆さんに理解をしていただく機会を作らなければ。
 
任務終わり!
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

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