風もさわやかな過ごしやすい日々。
通勤時、さわやかさを感じる。
アート展の開催日。
自宅からそのまま展示場にエレベーターで上がる。
15坪の小さな会場。
バランス良く、絵は配置されていた。
自分が見たい所、自分のペースで移動したいという気持ちに駆られて、落ち着いて会場におれない。
後ろで押してくれてる介助者に、下がってくるっとまわって止まってもう少し前進……。
小さな所に目はいっているものの、思うように動けない自分に歯がゆさでイジイジ。
ちいちゃんは作品の大半を見ているから大丈夫であるが、自分のペースで見て廻れないこのもどかしさを何なのか。
最近手押しで通勤、外出するためか。
会合に出掛けても目的場所、時間がしっかりと決まっているために、押してもらって出かけても何の疑問も感じなかった。
このたびはその動きと違い、見ることが目的。
目の前にして、本当の目的が達成できづらい。
頭の中で、やはり電動車いすに乗るべきかと。
本来自分の足で、思う所、思う時間、気兼ねなく行動するということが、こんなにも心を動かしてしまうのかと改めて考えさせられる。
当り前に歩く、当り前に飲む、当り前に寝る。
食べ物を自分の口に頬張る適度の量。
間合い等々かなり難しいと言うか、慣れないと苦痛になる。
改めて当り前の内容の深さを感じた。
今日は新聞社の取材を受け、ホッとする。
皆さんに伝われば良いが。
期待して待とう。