ちいちゃんの昔話

23年前…

このところ、しとしとと雨が。
気温もだんだん下がり、気を付けないと風邪をひく。
頑張って防備しよう。
夕方より、数件、知人に電話。
最後に23年ほど前の看護師さん。
顔を見たいとずっと言い続けていたのに、なかなか機会がないのか会えずじまい。
今夜こそと彼女に電話すると、男性の声で
「まだ帰っていません。電話があり、もう少ししたら帰ると言っていました」
その声はおじいちゃんでもなく、旦那の声でもなく、若い男の人の声。
もしかしたら息子さんかと思い、
「ちいちゃんですが、覚えていますか?」
「覚えています」
それを聞き、あまりの驚きに絶句。
なぜかというと、彼は当時3歳過ぎ。
週末の度、お母さんに連れられていた。
私の介護、それも排泄もあり。
恥ずかしさもあり、隠せるものなら隠したいという思いもあった。
彼はそれでもしっかりと介護の場面を見ていた。
何か月か、一年後か、自分でもこの場は外そうとお部屋を出ていたその光景が思い出された。
3,4歳で覚えているものなのか。
びっくりびっくり。
しばらく経って、再度お母さんに電話をした。
そのことを話したら彼女もびっくり。
すごい。
2人で驚きを確認。
彼女に聞くと、息子さんの年ももう20歳と。
鳥大の2年生。
まあまあ。
年月の早いこと。
彼女と驚くことしばし。
話が弾みかれこれ30分。
彼を通じて、彼女ともしっかりと会話をできたことにほっとする。
今度は彼との繋がりを結んで良い関わりができることを願おう。
お母さんにもその旨を伝えておいた。
しゅんちゃんの名前も会話をしている間に思い出し、2人で盛り上がる。
よかったよかった。
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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