ちいちゃんの昔話

あれま、聞いてないよ

 

昨年、今年と雪が降らない。
かなり暖かい気候が続いているような。
色々と目配りをするなかで、スーパーにおろせない、規格外のネギのことが思い浮かぶ。
職員さんにそれらのネギはどうしているんですかと問うと、
「破棄されています」
と報告を受ける。
なに!?
事務所に持って上がるようにと伝達すると、昼にはネギを入れるコンテナに8割方入ったもの持ち上げられてきた。
あまりの量と、どう見ても頂けるにもかかわらず破棄とは、驚きと悲しさが入り混じる。
しばらく呆然とした。
よくよく考えて、子ども食堂などという食事をできていない子たちに食事を提供するサービスがある。
そこで使ってもらったらいいのではとすぐさま思う。
いくつかの子ども食堂・子ども学園などに事情を説明し、「規格外のネギですけど使っていただけませんか?」と声をかけた。
どこも喜んでくださり、「ぜひいつでもいいです。届けてください」と返事をいただく。
やれやれ。
出荷途中、送迎途中とに無駄な時間を費やさずにお届けすれば時間のロスと人手もずっと軽減。
やれやれ。
やはり人任せではこういうことが起きているのだと、改めて身を引き締めてチェックをしていこうと考えた。
この何年、もったいないことをしたことに腹立たしさと悔しさが溢れ、自分に腹が立っていた。
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お腹に入ったら一緒なんだよね
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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