ちいちゃんの昔話

のろまの亀さんはがんばろう!!!

最近、事務所の移転をするために準備を始めて、
事務のスタッフと仕事の合間にインターネットで検索、いくつも物件の店舗を探した。

不動産屋をいくつか問い合わせするが、これはという物件がない。
今、便利にインターネットでかなりの物件が家にいながら、希望する物件を検索ができる。
これはと思う物件を見つけると、スタッフに写真(デジタルカメラ)を撮ってきてもらい、その場でパソコンにつなげると見ることができる。

私としては動きづらいために、ハイテクは便利(大変な部分も多々あるが・・・)で重宝する。

物件が古すぎて直すためにお金がかかりすぎ、
家賃が高すぎる。
二階建てのために車椅子者は使用できない。
立地条件が悪い。
駐車場がない。
物件が狭い。
などなどで思うように店舗も探しがおもうようにいかない。

障害者が使用するために改造等があるとわかると、
次に貸せる場合に困るということで、体良く断られ、借りるところまでいたらない。

ちいちゃんの本領発揮。
少しぐらいの壁は乗り越えなければ。

あきらめないで探していた。
三軒の店舗に絞られてきて、それらの店舗のメリット、デメリットに対することに点数をつけ、三軒を選ぶ材料にしようと考えた。

どれも、借りるには経費がかさむ物件ばかり、なぜなら、二階建てでエレベーターがない。

二階に上がれない・・・
あがれないことは・・・・、
ちいちゃんは蚊帳の外になる・・・
今回のすべてをあきらめなければならないし・・・

あきらめたら解決にならない。
解決をしたい。

解決することだけをすごく考えた。
ひとつだけ、貸してもよいという返事???

そうなると、頭の回路は借りる方向へ考えは回りだしてきた。

以前、お世話になった人(施工をする方)に電話を入れると快く会いに着てくれた。
前回も書いたが、「あんたやから助けるのやで・・・」うれしかった。
このことで、問題を解決する方向へ回り始めた。

このたびのお世話になる不動産屋さんの名前を聞いたときから
たしか?
一度?
どこかで?
二十数年前、お店をするときに回った一軒か?
気になって仕方がなかった。

この前、そこの専務に、ちいちゃんののうろ覚記憶をたどりながら、きいてみると?。
「・・・、はい、間違いないです」
「やっぱり、そうでしたか。・・・・」
昔、お店を探していたときに、あったことのあるところであった。

二日後に、
「思い出しました。大阪から帰ってこられ、借りられるころがなく困られていた・・・
気にはしておりましたが、その後何もいってこられないもので・・・。このたびは、お手伝いさせていただきますから、成功させましょう!!!」

この度も、いろいろの方たちにお世話になって、又、一歩、あゆみだす。

のろまの亀さんはがんばろう!!!

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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