ちいちゃんの昔話

引越し当日、暑い、疲れた、二言。

暑い中、引っ越しである。

昔、思い起こせば。大阪より引っ越ししたのも8月1日。

いままで住んでいたところに引っ越したのも8月31日

何か、にかよっているような時期に・・・。

今回の引越し、今後、いいように作用すればよいが・・・。
ブラス思考に考える様にしているつもりでも、やはり怖い。

11日の昼、家を出るためにパソコンの電源を切る、
パソコンから離れるのが、ちょっぴり名残惜しい。

車椅子に乗ったままのお昼ごはんは『おにぎり二個、コロッケ一個、漬物』である。
ご飯をいただきながらも、移動がすることへの不安がよぎる。

車を手配して13時30分、新しいところへ移動。

お茶を飲むが、次から次と汗。

暑い!

どこもかしこも、暑い!(真夏だから)

私が新しい拠点に着いても、荷物は何も開かれてない!!

私の居り場がない!

駐車では暑くて待機できない!!

玄関先の鉄板スロープを家の中へはいる。

昇降機に乗るには縦列駐車なみの運転技術を必要とした。(乗れたぞ!!)

「エレベーター動きますよ。あかりますか」責任者が一言。

「上がってみようか?」

エレベーターにのりこんでみると「えらく狭いね、これほんとに三人乗りなの?」

車椅子とのわずかなスペースに介護の人はお腹をつぼめて乗り込む。

最大積載量200kの三人用と聞いていたが、

電動車椅子一台でそれだけでエレベーターは一杯。

電動車椅子の重量は75kある。

私を乗せて、介護の人は乗れる?
重い人は乗れない?
太っていると?

エレベーターが狭くて、上がれる喜びより、
先に、大丈夫?トラブルのときの不安がよぎり、素直に喜べない気持ちがわく。

ともあれ、数秒で二階に上がるが、
そこは、まだクーラーは取り付けているさなか、
ここでも、皆、厚いと連呼していた。

仲間は暑くて、バテバテで何もできないで荷物の山を眺めている。

夕食は、食事を作る、食べる状況ではない。昼、買ったおにぎりで一日の食事となる

夕方、夜になり介護を受けようとしても、
荷物のあり場所、収納のした箱がわからなくなり、
それぞれがわっているつもりが、
タオルはどこ・・・、薬はどこと・・・必要なものが見つからない。

夜になっても介護の人たちは暑さと、疲れで座り込んでしまう。

しかし、友達が、引っ越しのプロ、配置はきちっとセットされている。

ベッドに寝付くまで、テンヤワイヤの始末。

ベッドに横になり、やれやれ、しかし、一日の反省と、疲れで寝付けない。

部屋は電気とテレビが明々と・・・電気を消してもらいたいが、

ボランティアさんもぐすり寝入り、声をかけても起きない。

疲れきっていて眠気もない・・・。

生活リズム、食事の量などが体調にすぐに現れてきた。

引越し当日、暑い、疲れた、二言。

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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