ちいちゃんの昔話

いまだから話せること

今だから書けるこ。

この前まで住んでいた家では外出する以外はまったく鍵をかけかった。

夜も鍵をかけないで暮らしていた。

ボランティアさんで数人、自ら鍵をかけて寝られていたが、

最初はさすがに不安であった。

そのうち、何が怖いのか?

どうして鍵をかけることに誇示するのか。

なにを・・・、

物をとられるからか・・・

とられて困るものは何か・・・

どうしても必要なものがあるのか・・・

たいした物はない。

とられてしまえば、買えば代わりはある。

お金もたいしたことないし・・・

守らなければならないものとは、しいて言えば命か(その当時)・・・

いのちか・・・

・・・

泥棒、盗みをする人はほしければ、

物を盗む為に、物を壊し、人を殺してでも、どうしてでも手にするだろう。

そうなると、自分で守れるものは何一つとしてない。

物で盗まれて困るものは、何一つとしてない。

守りきれるものはないと悟る。

家に鍵をかけなくなり、心にも鍵をかけなくなり、

心は軽くなった。

すごく快適であった。

残念ながら、ここではそうはいかないようである。(守らなければならないものができた)

私的には、前がよい。

これからは、鍵をかけることになった。

いまだから話せること

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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