ちいちゃんの趣味

心を自由にして街をかっ歩

私はたまに車椅子で一人、街をかっ歩する。
介助者が一緒だと不自由なく外出ができるが、あえて一人で出かけるのは、困ったときに知らない人に一声かけて、頼むことへの勇気を身につけるためだ。
そのことで、自分自身に自信がつくからだ。

車いすに乗っている身だからこそ分かることがある。
それは、みなさんがすばらしい笑顔で助けてくださることだ。
助けを求めることは体の不自由な者の特権かもしれない。
以前の私がそうであったように、元気であればいろいろ戸惑い、躊躇してしまうからだ。

今は、車椅子の目線だから知りえる様々な感動もある。
だから、手や足が動かせなくても心を自由にして、私はこれからも、一人で街に出かけていく。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

RECOMMEND

ARCHIVE

RELATED

PAGE TOP