ちいちゃんの昔話

さみしいこころ

家具との別れ?

この度の引越しで白い鏡が割れた。

30数年前、白いベッド、白いタンス、白い鏡、立派な本箱を買ってもらう。
うれしかった。

幾度かの引越しも大切にお引越し。

白いベッドは何時(15年前頃)であっただろうか?
姿を消した。

白い鏡はかわいらしく、自慢の鏡であった。

この引越しで壊れ、私が見ることなく姿が消えた。

しかし、鏡の台は残り、そのまま部屋に置かれて化粧品等が納められてある。
そのまま処分できなかった。

本箱、重厚なしっかりした本箱。

大切な本、その他資料がずっしり収められていた。

私、本がめくれないということ、数年前に本は大部分を処分。

今では事業所の書庫として元気である。

最後の白いタンス、長い年月により白さも変わって傷みもでてきていた。

この度の部屋の狭さで狃菠” 頭の中をよぎり、(仕方がないなぁ)と言い聞かせてみた。

収納のスペース1cmの隙間で苦戦をしたとき、
なぜか、押入れにタンスを入れ込む方向に向かっていた。

今、収納された思うこと。

やはり、収納されたタンスを残してよかった。

主人との思い出が少しずつ姿を消す・・・。

心にあるというものの、形あるものが風化することはあたりまい。

わかっていても寂し・・・。

執着心は捨てなければと思うものの・・・

いとおしいい

さみしくなるこころはどうしようもない。

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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