ちいちゃんの昔話

一日の疲れが和らぐ。

くもり、

仕事を終えて一階に降りるとホッもする。(体力気力が落ちているのか?)

最近の寝不足は解消したものの、一日神経を使い、一つ解決、また一つと・・・、

越えられる山なのであろうが、連続はきつい。

責任者も降りてきて「**さん、ケアマネさんが褒めていたよ」とひとこと声賭けをして帰っていた。

「すごい、うれしいなぁ、人は見ているのだよ。こんなうれしいことはないよ。
**さんが頑張ってくれているので、私もがんばれるよ。」

「うん」と返事をしたものの、振り返りもしないで業務を続けている。

彼女は敬語がまだまだどのように使うのか分からない部分があり、
褒められたことのテレもあるのではないか。

「本当にうれしいよ。がんばろうなぁ」

夕食のご飯、おかづの仕上がりに対して注文をしたいという気持も緩み、
ひとことやさしくなって、お互いに笑顔、話も進み。

その場の空気は和やかでうれしい。

夕食をいただこうとしたら、「うっ・・・、かたい」
味噌汁のジャガイモを口に入れていただくと、「うっ・・・、かたい」
「そう、硬かった?」
「炊飯器の中のご飯は焼飯用にしよう、ラップしてうえに焼飯と書いて冷凍室に入れておいて」

「これはお茶漬けで食べようか?」

疲れて食欲がないところで、ちょうどよかった。

一日の疲れが和らぐ。

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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