ちいちゃんの昔話

わかってもらえているだけで・・・涙が。

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朝、晴れ

仕事支度して二階へ。

エアコンのスイッチをオン。
膝掛けのスイッチをオン。
机の前で車椅子の周りを整え、
パソコンのスイッチを入れ、メモリーカードをいれる、
携帯電話のふたを空け、イヤホーンを耳にかける。
電話の転送解除。

これが朝からの介護終わり。

次はお昼ご飯まではお仕事スタンバイ。

新しいヘルパーさんが次のケースまで事務所に待機。

二人でぽっりぽっりと取り留めない話が始まった。

「こうして1日座っているだけでも・・・・一つも気を緩めることのない状態私にはできません。」

「そうね。仕事以外には外出もしないしね。」

「私などいきたいところにいけるし、車に載れば空気も変わるし景色も・・・」

「・・・・・・」

「そのように理解してもらっているだけでありがたいわ・・・一番はそれだけわかってもらえば」

うれしくなり嬉し涙が出た。

いつも、涙は嬉し涙にかわるように努力しよう。

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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