ちいちゃんの昔話

たいへんお世話になりありがとうございました。

くもり

大学の卒業式も終わりボランティアをしてくださった中、八名もはなれていく。

卒業式に参加しなくて・・・残念と悔いていた矢先、

昼にボランティアをしてくれていた男子学生さんの訪問。

彼が卒業旅行も終えてお土産を持ってひょこっと部屋にはいってきてびっくり。

卒業旅行にコンパ、卒業式、引越し準備の忙しいさなかに嬉しい!!!

彼とは旅行もできた。リフト車を運転をしてくださり福祉の勉強をともにした。
墓参りも世話になり主人に会いに行くこともできた。
学際は二年続けて同行してくださった。

ボランティアの回を重ねていただくので介護も慣れていただいて、
ちいちゃんは多くの説明もしなくても寝返りもしてもらい安心して寝ることができた。

院生のはじめから二年間お泊りをしていただいた。

たいへんお世話になりありがとうございました。

東京の会社に就職、これからは会うことがなくなることで会う。

「ちいちゃんが東京に遊びにいったら会えるね。何かいたすらを考えたら会いにいけるようにするから・・・、」

明後日にはここを後にしてふるさとに一度帰り、東京には三月末に行く。

お土産のお菓子をいただきながら、彼はちいちゃノートに最後のコメントを書いてくれたようだ。

後で読ませていただこう。

もう一度、ありがとう。
又会いましょう。

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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