ちいちゃんの昔話

競う

18歳と43歳の新人さんが介護の現場実習。

お昼、介護をする段になり「どちらがする」と声をかける。

「はーい」と二人が同時に威勢良く手を上げた。

その競う姿。

「・・・」思わず先輩ヘルパーのちいちゃんに笑みがこぼれた。

「いいね!!!、そうでなければ」すぐにできないことはわかっているが、

いきおいのよい二人の行動、先行きに不安を感じているところ、

なんとも頼もしい。

作業所の指導員が冊子印刷を得意先に届ける為、
箱に150冊を運びかけたが、重くて箱をひこづっていたら、

18歳の新人さんはそれを見てて、直ぐに飛んでいき箱を持ち上げエレベーターへ、

その勢い、気持のよい行動に思わず息をのむ。

頼もしさに将来の展望と明かりを見た思いであった。

彼女には驚くような力を見せてもらった。

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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