ちいちゃんの昔話

正月早々気づいたこと

 
暮れからお正月にかけて、6日ベッドに横たわる。
 
唯一起きたのはお風呂に入るときであった。
 
そこで気づくことがあった。
 
お正月はおせちがあり、美味しくいただこうとしていたら、
 
ベッドからはおせちが見えない。
 
頭の中でわずかばかし記憶するも、食べてるうちにどこか飛んでしまう。
 
ヘルパーさん、次は何を食べます?と聞くが、
 
逆にちいちゃんは何があるの?と聞き返す羽目になる。
 
やり取りするも十分に内容が伝わらない。
 
いい工夫を見出さなければ、問題。
 
 
先達て、○○で食事をする羽目になり、無理やりお盆に載せていただき、
 
目の前にお皿が並んで、目で見ながらお願いしながら食べた。
 
これがまことにスムーズにお腹の中に入って完食。
 
食事は見て、頬張り、味わうことは、大変重要なことだと知る。
 
場所より、視覚で料理を味わうということを勉強した。
 
 
やはり、体が不自由だから、感じ取る、身につけることの大きいことを痛感。
 
分かるかなあ、分かんないかなあ。
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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