20年前 一人になり、1からのスタートをきったような生活。
頼るものもなく 頼れる人もなし。
途方に暮れるものの、残金一万少し。
体も不自由。仕事も無く 頼るものは自分のみ。
公的な年金すらもカツカツになり、遊びどころか 着る物も始末してその日が過ぎるのを越すがごとく日々を過ごす。
どう思い起こしても ここまで生ききれたことに不思議さを感じる。
想像ばかりであったらとても怖くて発狂するであろう。
なにも考えずに瞬間瞬間生きたからこそ今があるのであろう。
目の前のことを諦めずに乗り越えることのみ
だから越えられたのであろう。
今そのような立場に置かれたら、乗り越える勇気はないように思う。
それは恐さや辛さを体験したから越えられないであろう。
無であったから越えた事である。