ちいちゃんの昔話

ユミコさんありがとう…

高校三年生のユミコさんは毎夜、我が家のカーテンを閉めにやってくる。
ユミコさんにそのボランティアをして頂くようになって、早五年も過ぎた。

偶然に、彼女が来られない時にお母さんが変わりにカーテンを閉めに来てくださったことが幾度かあった。
ある時、お母さんは「ユミコはおとなしいもので…、何かしゃべりますか…、どんどん話してやってくださいね。」とお願いされたことがあった。
彼女が新聞社の取材を受けた時、記者の方に「いつまでこのボランティアを続けますか」と問われ、「高校を卒業するまで…。」としっかりした口調で答えていた。
私は彼女が自分の意志をしっかり記者に伝えてしている姿を見て感心した。
それに期限を決めて、続けようとしてくれていることにびっくりした。

彼女も結婚され三人のおかあさん、風の便りで聞く。
お会いしたいなぁ

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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