ちいちゃんの昔話

色あせているだろうなぁ。

昨夜のこと。

テレビを見ると犬とおサルがかわいい芸をして、

介護の後に知人と「かわいいね」といいながら見ていた。

「そーそー、ちいちゃんが書いた犬の絵、机の前に張ってあるよ。20年近く前になるなぁ」

「えっ!!。**さんに上げていた。びっくりした。誰にあげたのか分からなく、あのたくさんの絵は・・・、

今は、一枚も残ってなくって、ふっと思い出していたのに。」

仕事をやめて、テレビと新聞だけの生活。

じっとしている生活にたまらず、握れぬ色えんひつでスケッチブックに描き続けていた。

40.50枚ほど描き、病院の先生などにお礼の気持ちで差し上げてきた。

「なつかしい!!!、見てみたいなぁ」

「今度もって来たげるわ」

近いうちに久しぶりにご対面が決まった。

色あせているだろうなぁ。

描いていたころの状況が走馬灯のようによみがえってきた。

なつかしい!!!!

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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. 介護とは

  2. お正月の準備

  3. 最大限の努力

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